軍服の花嫁 (プラチナ文庫)
あさひ 木葉
プランタン出版
2006-08


私的評価 ★★★★☆

この話 滅茶苦茶 私好みです。これまであさひ木葉さんの本も小路 龍流さんのイラストの本も 何冊か読んでいるのですが、さほど注目してなかったのです・・・・・でもこの話は健気で一途な受けがツボでイラストもすっごく合っていて良かったです。って訳で今後はあさひさんと小路さんの作品はチェックしておこうと固く決心しましたよ。


内容は帝国軍『常磐』の隊長である一葉(受)は、山科公爵(攻)に想い人に似ているからと閨での奉仕を求めるんです。といっても全然無理やしではなく一葉は親に売られて男娼窟に連れていかれるのを逃げていて それを助け 今後の援助の見返りとしてなんです。山科は傲慢だけど優しいし、優しくされて一葉は山科に恋心を持つようになります。そして恋情を胸に秘めて身代わりでもいいから傍にいたいと願うのです。

本当に一途な忠愛でしかもエロい。切ない系ですが最後はハッピーエンドで私がとっても好きなタイプの話でした。基本的に健気で一途で攻に振り回される受が好きなんですよ。そして少し意地悪でだけど受けのことが大好きでピンチには颯爽と現れる 頼れる攻めが好物です。



この話には同じ設定で主人公が交わる スピンオフ作品があります。それが「 軍服の愛妾」と「軍服の愛玩具」で是非読みたいと思っています。
特に軍服の愛玩具は軍服の花嫁に登場した 土御門と新米隊員・光明の話みたいです。私は土御門は絶対にSだと思うしタイトルからして絶対にそうだと確信しました。